男子シングルスは戸上隼輔(20=明大)が松平健太(30=ファースト)を4-2で下し、初優勝した。13大会ぶりの決勝に進出し、敗れた松平は「内容的には悪くなかったんで、すごく悔しいです」と肩を落とした。

13大会前の決勝は、青森山田高3年だった松平が、明大2年だった水谷隼に挑み、敗れた。のちに10度の優勝を成し遂げる水谷が3連覇を果たした。今大会は若手の台頭に松平がベテランの意地を見せた形となったが「僕が持っている技術がかなり通用した印象だ。来年は優勝したい」と意気込んだ。

3月のパリ五輪選考会に出場する権利は得たが「優勝しても(世界選手権は)出るつもりはなかったですし、選考会にも出ないと決めています。次の目標は(彩たまでの)Tリーグの優勝です」と語った。