B1新潟は23日、チーム練習を長岡市内で行った。SFコービー・パラス(24)が23年ワールドカップ(W杯)アジア地区予選(24日開幕)を戦う母国フィリピン代表にエールを送り、自らも本大会での代表入りを狙う意思を示した。

昨年のアジアカップでパラスも代表に名を連ねていたが、今回は招集されなかった。「もちろん、入りたかった」と悔しさをにじませる。同時に「今回の代表はいい選手が多い。試合が楽しみ」。代表入りした同郷のBリーガー、三遠のサーディ・ラベナ(25)、富山のドワイト・ラモス(23)らと連絡を取り、励ました。

ターゲットは母国開催の来年の本大会での代表入り。「子どものころからの夢をかなえたい」と言う。予選でフィリピン代表は地元で24日から28日までインド、ニュージーランドと対戦する。本大会出場権はすでに獲得しているだけに予選は本番へ向けての戦力チェックの意味合いが強いとも考えられる。

今後の代表招集に向け、Bリーグでのプレーは重要になる。新潟は直近5試合を3勝2敗と上昇ムードで、7日から中断期間に入った。パラスも9試合連続スタメン出場中。華麗なレイアップ、3点シュートと持ち味を発揮してきた。「体調を整えてリーグ戦に臨みたい」。再開初戦は3月5、6日のアウェー秋田戦。チームと自身の浮上を重ね合わせた。【斎藤慎一郎】