世界ランキング35位の日本は同66位の台湾に76-71で勝利した。東京五輪で女子日本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバス監督の3戦目での初勝利となった。SG西田優大が両チーム最多の27得点を記録した。

日本は開催国枠でW杯本大会の出場権を得ている。27日にはオーストラリア代表と対戦する。

試合終了

スコア


日本7615-21
18-18
16-14
27-18
71台湾

第4Q

4点差を追う最終第4Qは司令塔の富樫の連続3点シュートで60-58と逆転。さらに西田のドライブで差を広げた。粘る台湾に同点に追い付かれた残り2分9秒、西田のドライブで再び71-69と突き放す。残り30秒、西田のドライブからゴール下に走り込んだエバンスがパスをもらいシュートを決め73-69。最後は76-71で逃げ切り1次予選初勝利とともに、トム・ホーバス監督にとっても初勝利となった。


第3Q

6点を追う第3Qは先発で出た佐藤やエバンスの3点シュートなどで、ジワジワと差をつめていった。しかし、肝心なところで3点シュートが決まらず、台湾の厳しい守備に苦しんだ。全体的に選手の動きが少なく、なかなか攻撃のリズムがつかめない。終盤も佐藤の奮闘はあったが、49-53と4点差で最終Qを迎えることになった。


第2Q

第2Q序盤は西田の3点シュートなどで台湾との差を徐々につめていった。残り5分26秒、ガード斎藤のドライブからこぼれ球をエバンスが決め27-26と逆転。一進一退の攻防が続くが、31-31となった終盤には反則を重ね、フリースローで点差を広げられ、33-39で前半を終えた。


第1Q

日本のスターティングメンバーは富樫、エバンス、西田、今村、谷口。序盤は3点シュートが得意な今村、谷口にボールを集め得点をねらうが、シュートが外れ相手に得点を許す展開。残り5分49秒で谷口が3点シュートを決め、5-7。その後谷口の連続3点シュートで11-13と2点差まで追いすがるも、攻撃の連携ミスも重なり、前半は15-21と6点差を追う展開。


<2023年男子ワールドカップアジア1次予選 日本代表メンバー12人>

<#1>ポイントガード 斎藤拓実(172cm 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)

<#2>ポイントガード 富樫勇樹(167cm 千葉ジェッツ)

<#3>センター エバンス・ルーク(203cm ファイティングイーグルス名古屋)

<#16>スモールフォワード 佐藤卓磨(197cm 千葉ジェッツ)

<#19>シューティングガード 西田優大(190cm シーホース三河)

<#20>ポイントガード 寺嶋良(179cm 広島ドラゴンフライズ)

<#24>センター アキノ・マシュー(205cm 信州ブレイブウォリアーズ)

<#28>シューティングガード マーフィー・アイザイア(196cm 広島ドラゴンフライズ)

<#30>シューティングガード 今村佳太(191cm 琉球ゴールデンキングス)

<#32>パワーフォワード シェーファー・アヴィ幸樹(206cm シーホース三河)

<#51>スモールフォワード 古川孝敏(190cm 秋田ノーザンハピネッツ)

<#55>パワーフォワード 谷口大智(201cm 茨城ロボッツ)