体操男子で五輪2連覇の内村航平(ジョイカル)が、フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)の挑戦の価値を語った。

3日、前日2日まで参加していた日本男子のナショナル合宿についてインタビューに応対。その中で北京オリンピック(五輪)で4回転半ジャンプに挑んだ羽生について聞かれた。

「やっぱり、羽生結弦だったなという印象がすごく強いですね。本人は3連覇を目指したい、勝ってこそ、と言ってましたけど、結果じゃない部分を重視してやったのは、4A(4回転半)への挑戦だったと思う」。

同じ五輪2連覇。回転を伴う採点競技。共通する部分が多く、以前からその言動に注目していた。

「あれだけの挑戦したことない技、挑戦することに価値があると感じましたし、彼は結果を残そうが残すまいが、羽生結弦というオンリーワン。世界中の人々が刺激をもらい、感動をもらえる存在というのは、僕自身も刺激になり、尊敬できるなと思いました」

結果は4位だったが、内村自身がそれ以上の意味を見いだしていた。

同時に、もう一人のアスリートにも言及した。スノーボードのハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢(東京インカラミ)。2回目の試技の得点が、他国からもブーイングが出るほど採点が低かったが、最後の3回目に完成度を高めて優勝を飾った。

「3回目の試技をやる前に表情や、3回目で確実に決めてくるところ、技の完成度、他の人とは全然違う領域になっているのを感じて、羽生君も平野君も自分と共通したところを感じて、やっているんだろうなと見てました」

内村は1月に現役引退を発表。最後の演技舞台として、3月12日に「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」(東京体育館)が控えている。そこへ向けても、大きな刺激をもらっていた。