東地区3位の仙台89ERSは再スタートを白星で飾った。3週間ぶりの試合となった西地区7位バンビシャス奈良との一戦はオーバータイム(延長戦)の末に94-87で制し、5連勝とした。仙台は10選手が新型コロナ陽性となり、2月中旬から一時活動を休止。今月2日に2週間ぶりにチーム練習を再開した。準備期間が少ない中、執念で勝利をつかんだ。

第1クオーター(Q)は19-18。3点を追う残り3分14秒、けがから復帰した岡田泰希が同点の3点シュート(3P)を沈めた。第2Qは33-40。同7分38秒、昨年11月に右膝後十字靱帯(じんたい)を損傷し、離脱していた沢辺圭太が、約4カ月ぶりにコートに戻ってきた。同Qは4連続失点を喫するなど7点ビハインドで前半を折り返した。

第3Qは54-55。開始1分22秒で7点差を追いつき、残り7分55秒で神里和が逆転の3Pを決めた。しかし、3P3本などでひっくり返された。第4Qは77-77。開始2分40秒で3P3本を被弾するなど序盤から奈良にペースを握られたが、岡田がこのQだけで7得点を決めた。必死に食い下がり、同点で40分間が終わった。オーバータイムに突入した同点の残り3分22秒、ジェロウム・メインセが豪快ダンクで勝ち越し。3点リードの同2分12秒には、神里が試合を決定づける3Pを沈めた。

負傷離脱していた選手も続々と復帰した。岡田は22分29秒の出場でチーム2位の18得点。寒竹隼人は10分34秒、沢辺は6分42秒出場した。役者がそろった仙台が、逆襲に向けて大きな1勝を挙げた。