ロコ・ソラーレに続き、今度は中部電力がカーリング人気をさらに加熱させる-。

カーリングの女子世界選手権(19日開幕、カナダ)に日本代表として出場する中部電力の5選手が8日、オンラインで会見した。3年ぶりに臨む世界一決定戦を前にスキップの北沢育恵(25)は「しっかり実力を発揮して、どんどん結果を出せば注目される」と意気込んだ。

北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ以外にも、日本女子カーリング界には強豪チームがひしめく。その1つが、これまで日本一6回の中部電力。北京五輪世界最終予選出場のためロコ・ソラーレ不在だった昨年12月の選考会では、元北海道銀行の主力メンバーで構成されるフォルティウスを3勝2敗で撃破。混合ダブルス日本代表の一員として五輪予選に臨んだ松村がチームを離れていたにもかかわらず、北沢をスキップとする新布陣で世界選手権への切符をつかんだ。

チームの強みを北沢は「全員で作戦を考え、全員でプレーすること」という。3年前は4位だったことから「今回はメダル獲得を」と目標を掲げる。北京五輪でのロコの活躍からはもちろん刺激を受けた。北沢は「日本初の銀メダルは本当にすごい。自分たちもメダルを取りたい」。北京五輪が終わっても、まだまだカーリングが日本を熱くしていく。【奥岡幹浩】