新潟アルビレックスBBは茨城ロボッツに76-79で競り負け、6連敗を喫した。第4クオーター(Q)の残り1分41秒まで74-73とリードしていたが、逆転された。最終盤に3連続で3点シュートを外すなど勝負どころでのシュート精度の低さが響いた。

試合終了7秒前の74-77、マイボールのスローインからSFコービー・パラス(24)が左45度の3点シュートを放った。直前のタイムアウトで平岡富士貴監督(47)の指示通り。パラスはチーム最多の16得点を挙げており「自分が打てる状況を作ってくれた」とためらわずに狙った。だが、リングに嫌われた。

平岡監督は「リードされている状況だったし、あのシュートの結果ではない」とパラスが外したことは問題視しなかった。それまでもチャンスはあった。残り1分18秒で74-75と逆転された後、残り55秒でSFロスコ・アレン(28)、残り19秒でSG佐藤公威(37)がオープンで3点シュートを打つが決まらなかった。「その前もオープンやイージーのレイアップを決め切れていなかった」と平岡監督。ほしいところでの1本を逃し続けていたことを敗因に挙げた。

20点差(54-74)で敗れた1戦目(19日)から一変。しつこい守備とバランスのいい攻撃で第3Q終了時は61-57とリードしていた。それでも勝ち切れない。「次の試合(23日、ホーム島根スサノオマジック戦)に切り替えて準備する」。パラスは悔しさをこらえながら話した。