ウィザーズの八村塁(24)が今季最終戦に先発出場し、32分20秒のプレーで今季自己最多21得点を挙げた。

21得点は2試合連続で今季5度目。4リバウンド、2アシスト、1スチールもマークした。第2クオーターに走りながらダンクを決めるなど前半だけで2桁得点をマーク。後半には左手でのドリブルで力強いドライブを披露するなど得点を重ねた。

攻撃への意識は高く、「自分で仲間を使うことも意識している」と話した。

昨夏の東京オリンピック(五輪)では日本代表としてチームをけん引。3年目の今季は個人的事情により開幕から長期間離脱したものの、年明けから戦列復帰すると、42試合に出場。当初はベンチスタートが続いていたが、3月後半以降は先発として起用され、成績を伸ばしていた。

3点シュートの成功率は45パーセント近い高い数字を残した。 その今季について八村自身は「シーズン途中から入ることになったが、コーチ陣、チームメート、スタッフの皆さんにまずは感謝している。そういう中での3年目。次の自分のステップに行けたのでは」と話した。

すでにプレーオフ進出の可能性が消滅していたウィザーズは35勝47敗でシーズンを終えた。今秋に来日し、来季のオープン戦(プレシーズンマッチ)2試合をウォリアーズと行うことが決まっている。