新潟アルビレックスBBは川崎ブレイブサンダースに71-96で敗れ、11連敗を喫した。チーム内の新型コロナウイルス集団感染の影響で試合は6日の横浜BC戦以来。全体練習再開からわずか2日と調整不足の中、前半は42-52と粘りを見せたが、第3クオーター(Q)終了時で52-78と引き離され、力尽きた。

試合感覚も、体力もなかった。それでも気持ちを見せた。第4Q序盤にPG納見悠仁(25)が2連続で3点シュートを決めるなど、第4Qのスコアは19-18で上回った。序盤からメンバーチェンジを繰り返し、守備でもゾーンを多めに取り入れるなど平岡富士貴監督(47)の苦心の采配の下、プレーに集中した。

選手、スタッフ19人が感染し、9日から20日までチーム活動ができなかった。練習再開は21日で、22日は移動日と川崎戦に向けた練習はほとんどできていなかった。

加えてPFジェフ・エアーズ(34)がベンチ外。ケガで長期離脱中のSF星野曹樹(24)SG木村圭吾(21)を含めて3人がベンチを外れ、出場登録選手は10人だった。

圧倒的に不利な状況だったが、SFロスコ・アレン(28)が20得点など、チームの1試合平均得点70・5点以上のスコアで意地を見せた。その姿勢を24日の2戦目も貫く。