4月24日、F1第4戦エミリアロマーニャGPの決勝が行なわれ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールトゥウインで優勝した。

今季2勝目。ポールポジションとスプリントレース、ファステストラップを制し、このレース週末で34点のフルマークを記録し、ドライバーズランキングでも2位に浮上した。

先頭スタートのフェルスタッペンは首位をキープしたままレースをリードし、チームメイトのセルジオ・ペレスに10秒以上の差を付ける快走。路面がウエットからドライに変わりスリックタイヤに交換するタイミングも危なげなくこなした。選手権をリードするシャルル・ルクレール(フェラーリ)が終盤にソフトタイヤに履き替え猛追する中でスピンを喫し6位に終わったのを尻目に、フェルスタッペンはソツなくファステストラップも記録してみせた。セルジオ・ペレスも2位に入り、これでルクレールとフェルスタッペンのポイント差は27となった。

「一昨日から今週は力強いレースができると感じていたけど、僕らはチームとして全てを上手くやり抜いた。この1-2フィニッシュは今週末の僕らの働きに相応しい結果だ。今日はスタートが重要だと思っていたけど、刻々と変わるコンディションを正確に把握し、スリックタイヤに交換するタイミングも重要だった。そういったこと全てが上手くコントロールできたんだ」

角田裕毅は12番グリッドからスタートして堅実なレース運びを見せ、ドライタイヤに交換してからハース、アストンマーティンを抜いて7位に浮上し、開幕戦バーレーンGP以来の入賞を果たした。(米家峰起通信員)