元世界女王で、4大大会4度の優勝を誇る世界36位の大坂なおみ(24=フリー)が、今季自身初の赤土コートの初戦を快勝発進だ。

同78位、16年ジュニア女王で、4月のイスタンブールでツアー初優勝を飾ったアナスタシア・ポタポワ(21)を6-3、6-1の61分で下し、2回戦では同15位のアナスタシア・パブリュチェンコワ(30)-同47位のソリベストルモ(25)の勝者と対戦する。「また赤土に戻ってきてうれしい。快適なプレーができた」。

今年初めて、赤土の準備のために、欧州で事前練習を積んできた。その効果か、赤土への取り組みが、これまでと大きく変化。一発狙いの大坂の武器は消え、ベースラインから少し下がり、しっかりと球を待ち、冷静に返球した。

相手は、赤土のイスタンブールで、予選から勝ち上がり初優勝。波に乗っている元ジュニア世界女王だが、赤土に対応した大坂は、ミスを減らし、チャンスはものにするプレーで、わずか1時間ほどで快勝した。