女子個人メドレーでアジア大会(9月、中国・杭州)代表入りを決めている高校1年の成田実生(15=金町SC)が、200メートル背泳ぎで2分10秒45の自己ベストで初優勝を飾った。

予選では2組で3コースから後半追い上げて2着、全体3位で決勝に進んでいた。

成田は大会3日目となる前日の200メートル個人メドレーで、東京オリンピック(五輪)金メダルの大橋悠依に次ぐ2位と奮闘。2日目の400メートル個人メドレーでも決勝に進んで3位に入った。

 

◆成田実生(なりた・みお)2006年(平18)12月18日生まれ、東京都葛飾区出身。金町SC所属、淑徳巣鴨高1年。幼稚園に入る前からスイミングスクールに通い始める。得意種目は背泳ぎ。趣味は絵を描くことと、家族でのドライブ。好きな教科は英語、苦手は数学。身長160センチ、体重42キロ。

◆競泳日本選手権での主な年少優勝 16年に高校1年の池江璃花子が3種目を制覇。のちのシドニー五輪銀メダリストの田島寧子も、高校1年の97年に女子200メートル個人メドレーを優勝した。なお、池江は中学3年だった15年には50メートルバタフライを制し、96年に100メートルバタフライ優勝の青山綾里以来19年ぶりの中学生による日本選手権制覇を遂げている。80年には200メートル平泳ぎで長崎宏子が小学6年にして日本一となった。