昨夏の東京五輪日本代表の馬瓜エブリン(トヨタ自動車)が主将を務めるチーム原宿が、同代表の高田真希(デンソー)が率いるチーム渋谷を延長戦の末に92-86で下した。

今季限りで引退の三好南穂(トヨタ自動車)が3点シュートを連発。両チーム最多20得点を挙げてチーム原宿の勝利に貢献した。最優秀選手賞(MVP)に選ばれ、「チームメートがボールを託してくれて、たくさん打つことができた。最高のバスケット人生でした」と感謝した。

先日引退を表明したばかりの篠崎澪(富士通)はチーム渋谷の一員として活躍し、優秀選手賞(MIP)に選出された。「最後なんだなと実感を持ちながらプレーした。8年間たくさん応援していただき、本当にうれしい」と涙ぐんだ。

最多得票の町田瑠唯(富士通/WNBAミスティクス)は渡米中のため不参加。ビデオメッセージでファンに感謝の気持ちなどを伝えた。

ドリブルやパス、3点シュートの正確性と速さを競うスキルズチャレンジは本川紗奈生(デンソー)が優勝。3点シュートコンテストは山本麻衣(トヨタ自動車)が、最後は宮沢夕貴(富士通)との一騎打ちを制した。

Wリーグのオールスターはコロナ禍の影響で前年度は中止となり、2シーズンぶりの開催。当初は1月下旬に開催予定だったが、オミクロン株の影響で延期となっていた。

オールスターは2日間開催で、第1日が行われた前日は引退選手による「ラストゲーム」が行われ、元日本代表の大崎佑圭(旧JX-ENEOS)らがコートに立った。