ラグビー「リーグワン」のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪に在籍する南アフリカ代表のSOエルトン・ヤンチース(31)が、南アフリカに帰国する航空機内で逮捕されていたことが16日、分かった。

現地テレビ局など複数メディアが大々的に報じた。

報道によると、ヤンチースは経由地ドバイからの航空機内で客室乗務員にアルコールを要求。提供を拒否されたため暴れ出した。乗務員がトイレ内に身を隠すと、拳が流血するまで扉を殴り続けたという。既に泥酔状態だったとの情報もある。

南アフリカに到着後の現地時間15日、タンボ国際空港内で逮捕された。

ヤンチースは今季、リーグワン開幕戦となった1月9日のリコーブラックラムズ東京戦で右肩を脱臼し長期離脱。最後まで復帰できず、わずか1試合の出場に止まった。

19年W杯日本大会では南アフリカ代表の一員として優勝に貢献。昨夏から大阪に加入したが、チームはNTTの再編により来季は3部降格になる見通しだ。

世界ランク1位の南アフリカ代表は7月に、ウエールズ代表との3連戦を控えている。来年のW杯フランス大会に向けた選手を起用する方向で、現地では大問題を起こしたヤンチースがメンバー入りするかどうかが注目されている。