6月12日、F1第8戦アゼルバイジャンGP決勝が行なわれレッドブルのマックス・フェルスタッペンが勝利を収めた。今季5勝目。

スタートで2番グリッドのセルジオ・ペレス(レッドブル)がポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)を逆転し首位に立ったが、ルクレールはVSC(バーチャルセーフティカー)のスロー走行中にタイヤ交換を済ませたことで首位に浮上。レッドブル勢に大きな差を付けてレースをリードしたが、第6戦スペインGPに続きエンジントラブルでリタイア。これでレッドブル勢は圧倒的優位で1-2体制となり、ルクレールがリタイアする前にペレスがタイヤのグリップ低下でフェルスタッペンに順位を譲っており、そのままの順位を保って1-2フィニッシュを飾った。

「今日は素晴らしいペースでタイヤをいたわってレースをリードすることができた。フェラーリのリタイアという幸運もあったけど、ペースも良かったからレースの主導権は僕たちの手にあったことも事実だ。全体的なグリップ、マシンバランスも今日は素晴らしかったよ」

角田裕毅はルイス・ハミルトンと5位争いをする位置につけていたが、リアウイングのフラップとDRSが破損し、修理のためピットインを強いられ13位に後退しノーポイントに終わった。(米家峰起通信員)