公益社団法人日本ホッケー協会は14日、都内で男女日本代表チームのワールドカップ(W杯)出場選手発表記者会見を開催した。11日の定時総会で選任された新会長・三須和泰氏(65)が同席した。

三須新会長は1979年に三菱商事に入社し、2016年にカンロ株式会社の代表取締役に就任。ホッケー愛に満ちている。三須会長は「なぜキャンディーメーカーの社長がホッケー協会の会長に就任するのか、実は高校からホッケーをやって(静岡・沼津東)高校ではインターハイに3年間出場しました」と明かした。一橋大では4年時にホッケー部の主将を務め、15年からは一橋クラブマスターズの監督となり、5月に立川市のアリーナ立川立飛で開催されたインドアホッケー大会では、同チームで参加し、試合にも出場した。

さらに「2030年のW杯を日本に招致するところを大きな目標とし、招致した上で男女ともにメダルを獲得することを目標に掲げます。男女とも日本代表チームの強化に加え、ホッケーの普及活動に力を入れていきたい。特に全国の小中学生にホッケーを楽しんでいただく『しかけ』をいくつか考えていきたい」と、代表強化と底辺の拡大を同時並行で行う意向を示した。

中曽根弘文前会長は顧問に就任した。