ラグビー日本代表で初選出のSO中尾隼太(BL東京)が15日、合宿中の宮崎市からオンライン取材に応じ、「ここまでは難しさ9、面白さ1くらい。練習についてくのが大変だが、今は我慢の時期だと思ってる」と現状を語った。

大学ラグビーで強豪とは呼べない鹿児島大卒。リーグワンでの今季の活躍が認められ、代表に選出された。「(日本代表は)視界には全く入っていませんでした。東芝入ったときも3年(選手を)できるかなとか、レギュラーになるのに5年くらいかかると思っていた。運が良かった。周りのコーチングスタッフにも恵まれて、すごくハッピーかなと思っています」。

山沢拓也(埼玉)や李承信(神戸)とポジションを争う。「山沢は、周りからひらめきでプレーする天才型と呼ばれるが、彼なりの理論を持ってその考えでキックの判断をしているので、そこをどうやっているのか聞いたりしている。(21歳の李)承信は若いけど、取り組み姿勢は素晴らしくて、ランニングやパススピードも優れているので、そこで話を聞いたりしている」。

小学校の教員免許を持つ27歳は、初の代表合宿で積極的に情報を収集している。