東京オリンピック(五輪)男子200メートルバタフライ銀メダルの本多灯(20=日大)は4分12秒20で決勝7位。序盤はその得意泳法のバタフライで飛ばしたものの、次第に失速し、最後は隣のレーンの瀬戸大也(6位)に続いてゴールした。

同年代のレオン・マルシャン(20=フランス)が世界記録に迫ろうとする好タイムで制した。悔しさを認めつつも、「200メートルバタフライのためにも、決勝のいい雰囲気を味わえた。あとは僕の最大のメインレースをやることにシフトする」。気持ちを切り替えることを強調した。

大会前に目標に掲げた個人2種目でのメダル獲得はならなかった。「このタイムではぜんぜんまだまだ。修行あるのみですね、本当に」と潔く口にしつつ、「悔しい思いをするのは1回で十分。借りを返したい」。得意種目での巻き返しを誓った。