4輪ドリフト大会「FORMULA DRIFT JAPAN(FDJ)」の第2戦(日刊スポーツ新聞社後援)は19日、福島・エビスサーキット西コースで32台による決勝トーナメントを行い、末永直登(45、Z34)が初優勝した。

2台ずつ先行、追走で入れ替わって2回走り、採点されるトーナメント。末永は決勝で山下広一(53、JZX100マーク2)を下した。2人は昨年のエビスでは準決勝で対戦、2度にわたるワンモアタイム(再走採点)に末、山下が振り切り、そのまま優勝した。そして、今回の決勝もワンモアタイムとなったが、山下がマシントラブルで再走1本目にコースアウト。修理が間に合わず、末永の優勝が決まった。

FDJでの初優勝に末永は喜色満面。「チーム福島として、Z34に乗らせてもらうことになって、プレッシャーもある中で勝てて良かった」と言葉を弾ませた。マシンに不調を抱えていたが、「ドライバーとしてやれることをやった」。そして、最後はスタッフに感謝。「決勝まで壊れずに走り切れたのはチームのおかげ」と話した。

開幕戦優勝の小橋正典(29、S15シルビア)はベスト16で姿を消した。第3戦は7月30、31日、宮城・スポーツランドSUGOで、4輪2輪の祭典「MOTOR GAMES」を兼ねて行われる。