バスケットボールB3リーグ・ベルテックス静岡の関係者らが24日、静岡県沼津市役所を訪問し、同市と「スポーツを活かしたまちづくり・ひとづくりのためのフレンドリータウン協定」を締結した。バスケットを通じ、スポーツ振興やにぎわい創出などの連携、協力を行っていく。

同市は市役所近くに現在、新総合体育館を建設中。来年1月末の完成を目指している。メインアリーナはコート脇の仮設席まで含めて約3000人を収容し、サブアリーナと合わせてバスケコート5面を予定。頼重(よりしげ)秀一市長(53)は「2023年度は市政100周年。その直前に新体育館ができるので、(ベルテックスの)ホーム戦に活用してほしい」と望んだ。

このほど、クラブとの選手契約を延長したPG大石慎之介(34=同市出身)は、地元との協定締結を喜んだ。「プロを見る機会が少ない東部の子どもたちに試合を見てもらい、選手の存在をもっと身近に感じてもらえれば」と期待した。【倉橋徹也】