競泳男子で16年リオデジャネイロ五輪男子200メートルバタフライ銀メダルの坂井聖人(27=セイコー)が、東海大の加藤健志監督の元で新たに指導を受けていることが、30日に分かった。

激しい練習で知られる加藤監督には、先日の世界選手権(ブダペスト)男子200メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也も今春から指導を仰いでいる。

加藤監督は、リオ五輪金メダルの金藤理絵さんらを育てた名指導者。坂井について「再起をかけてバタフライで頑張っています。(本多)灯と(瀬戸)大也に勝たなければ代表にはなれない。壮絶に過酷で、高い目標。でも本人のやる気を尊重して頑張らせます」と力を込めた。加藤監督の“入門試験”に何度も挑み、晴れて合格した坂井。復活への新たなスタートを切った。

坂井と瀬戸はいずれも、瀬戸の埼玉栄高時代の同級生にあたる浦瑠一朗コーチをメインコーチとしていた。