日本フェンシング協会の武井壮会長(49)が1日、ツイートを連投し、フェンシング男女エペ日本代表の沖縄合宿(6月18~25日)がレジャー中心で、かつ日本オリンピック委員会(JOC)の助成金から遠征費の補助を受ける予定だった件について、調査の途中経過を報告した。

以下、全文まま。

「さて、私はフェンシング協会会長でもありタレントでもありますので Twitterなどでその進捗を大まかにですがご報告しつつ、皆様にもご理解頂きつつ進めたいと思います まず先日週刊文春による代表合宿の内容などについての質問状が送られ、そこにはいくつかの調査が必要な懸念点が掲載されておりました」

「1、合宿の内容に自由時間が多く、適切なものなのか?と言う疑問 2、参加選手と広報として参加した女性のプライバシーに関すること 3、助成金の問題 が大きなフォーカスで この時点よりまず合宿の内容の確認作業、選手への聞き取り、助成金の申請作業の流れと進捗、などの確認、調査を開始致しました」

「まず1について 昨日合宿に参加した全選手、コーチ、スタッフへのヒアリングを行い、合宿中の活動の把握、参加への意識調査等を進め、同時に合宿でどのような予算が使われているのかを確認しております まだ完全に把握はしておりませんが、トレーニング内容や予算についての大枠は見えて参りました」

「朝はヨガ、午前中はフェンシングのレッスンをオフの日以外は毎日行ったとの報告 午後は基本フリーとして 練習をしても、休養でもいいとしてジムでフィジカルトレーニングを行う者、オフにする者、レクリエーションにでかける者と分かれております」

「ただ、私個人としては印象としてはフリーが多いと感じます その理由としてコーチよりアジア大会終了後、このあとすぐ世界選手権が控えているので全日ハードワークは必要ではない 沖縄の理由はエジプトの世界選手権への暑さ対策であるとのこと 助成を申請するかどうかはここに掛かってくると思います」

「ここで助成金申請のフローを簡単にご説明しておきます 合宿が行われた後、活動内容や経費をまとめた報告書を作り内容を確認して申請の流れとなります」

「今回の合宿はまだ報告書ができておらず、内容の確認ができていないため助成金の申請はしていない状態です」

「ただここで注意すべき点は 1、報告書は事実に基づき作成されているか? 2、過去の合宿にもレクリエーション中心のものがあり、申請されていないか? 3、合宿の目的が達成される内容であったのか? 4、そもそも助成金を使うべきか? 現在これらを過去の申請書類などを見て調査を進めているところです」

「調査結果は近日中にまとめて ご報告できればと思います まずは今回の合宿の妥当性、過去に遡り、適切な合宿の運用ができていたのか? その辺りを明らかにしていく所存です」

「不適切なものがあれば、返金や担当者の処分などを検討する必要がありますし、正式に報告、謝罪を含め対応したいと思います」

「先ほど、当協会に、某写真週刊誌からも我々の新理事就任前(2021年4月)に行われた合宿について即日回答を求めるお問い合わせを頂きました。就任前の出来事でもあり、究明に時間を要しますが、これを機に、内在する問題を積極的に調査、洗い出し、改善し、再発防止、不適切な活動の抑止を徹底致します」