バスケットボール男子Bリーグは17日、選手の相次ぐ不倫騒動を受け、島田慎二チェアマン名義で声明を公式サイトに掲載し、謝罪した。

冒頭で「先日よりBリーグ所属選手個人の報道により、多くの方にご迷惑、ご心配をおかけしております。まずはリーグを代表し、おわび申し上げます」と陳謝。騒動が立て続けに発生していることに関して「非常に危機感を覚えております」とし、さらに「強い憤りも感じております」ともつづった。

リーグとして研修制度の見直しを検討している最中だったとしたうえで、スピード感を上げて対応していくとも表明。まずは19日に選手やクラブ関係者を対象としたオンライン指導会を実施するという。

Bリーグでは12日に日本代表候補の岡田侑大(24=B1信州ブレイブウォリアーズ)、16日に元日本代表の狩野祐介(32=B1滋賀レイクス)の不倫騒動が表面化している。

あるBリーグ幹部は岡田の不倫報道があった直後、「基本的にはクラブと選手との問題であり、それを超えてリーグとして何か罰則を下すような案件ではない」とのスタンスを口にしていた。今月下旬には新人選手研修が予定されている中で、「この事案(不倫報道)だけをかいつまみ、ピンポイントで指導していくことはない」とも強調していた。

しかしその後、報道内容を当事者が認め、さらなる別案件の不倫騒動も発生。リーグとして看過できない状況となってしまった。Bリーグ規約第3条には「公序良俗に反する行為および社会的規範に反する行為を行ってはならない」とも定められている。現時点で、クラブやリーグによる当該選手への制裁は発表されていない。

バスケットボール界では18年アジア大会(ジャカルタ)開催中に買春行為が発覚した4選手に対して、日本協会から1年間の公式試合出場権を剥奪する処分が下された。