2回戦から戦った古川学園(宮城)は三重を2-0で下して16強入り。

古川学園は10年以来12年ぶりの「夏の女王」に向けて、3年生がチームをけん引する。南舘絢華(3年)は、全国高校総体、国体、春高バレーの3つの舞台では今大会が初めてのレギュラー。大舞台の最初の6人を任された。南舘は試合を振り返って「先生から教えてもらった技術を十分に発揮できなかったことが悔しいです」と反省。序盤にブロックのずれがあり、相手エースにトスを上げられてばかりだった。中盤に修正したが、南舘は「最初からできていなかった」ことに唇をかんだ。

3年生としての自覚がある。「2年生と一緒ではいけない。3年生5人全員で全力バレーをしていきたいです」と南舘。補欠として支えた去年から、支えられる側に回った今年。南舘は「支えてくれる分も頑張りたい」と力を込める。最上級生として全力バレーに取り組む姿勢を見せていく。