八戸工大一(青森)は4大会連続で初戦突破するも、「2回戦の壁」を乗り越えることはできなかった。今春選抜準優勝校の和歌山信愛に0-3のストレート負け。20年中止を除いて、17年夏から「全国2勝」が遠ざかる。三塚心輝監督は「4大会連続でシード校に敗れましたが、1球に対する思い、執念を選手たちは見せてくれた」と、健闘をたたえた。

第3ダブルスで出場した山田菜々花(3年)は後衛からフォアで強豪校の実力ペアに必死に食らいついていったが、結果は0-4と完敗を喫した。試合後、悔し涙を浮かべながら「つなぐことしかできず、自分たちのテニスができなかった。強い相手にも攻めのプレーをしてまくりたかった」と言葉を振り絞り「1、2年生にはシード校を倒して表彰台を目指してほしい」と「全国8強」の目標を後輩に託した。