バスケットボールBリーグ1部のレバンガ北海道が1日、22-23シーズンに向け始動した。

この日は新加入の高橋耕陽(28)、荒川颯(25)を加えた日本人選手8人で、札幌市内の練習場で約1時間練習を行った。終了後には折茂武彦社長(52)が新スローガン「さあ、いこうぜ。」を発表。「佐古ヘッドコーチ体制2季目。今季は昨季より結果にこだわりたい。チームはCS進出、そして日本一。クラブは26年の新Bリーグで戦うことを目指していきたい」と目標を掲げた。

佐古賢一監督(52)は目標数値として「まず5割。そこからCSもみえてくると思う。ライバルとなりえるチームに勝ち越していけるように」と思い描いた。戦術面も徐々にレベルアップさせる。「ここまで弱かったリバウンドを強みに変えられるように。オフェンスリバウンドも、昨季はすぐ自陣に戻していたが、上からマッチアップマンにかぶせながら押し込む」と具体的な変更点も説明した。

主将は4季連続で橋本竜馬(34)が務め、副主将には加入2季目の寺園脩斗(28)、オフコートキャプテンは最古参の桜井良太(39)に決まった。橋本は「CSを目標にしてしまうと、そこに行ったときに、優勝を目指すチームにかなわなくなってしまう。優勝を目指せるようにしたい」と決意を口にした。練習場のあるカミニシヴィレッジ内にトレーニング場「LEVANGA X GYM」も新たに設けられ「こういう環境をつくっていただいた。僕らは結果を出してこたえたい」と意気込んだ。

208センチ、111キロの元オーストラリア代表ブロック・モータム(31)、206センチ、104キロのフィンランド代表アレックス・マーフィー(29)、富山から加入のドワイト・ラモス(23)の新戦力3人と、昨季得点王のショーン・ロング(29)、デモン・ブルックス(30)は8月中の合流を予定。今後、外国籍選手も融合させ、10月の開幕戦に向け、チームを仕上げていく。【永野高輔】