フィギュアスケート男子の14年ソチ、18年平昌オリンピック(五輪)2連覇王者で、先月プロ転向を表明した羽生結弦さん(27)が10日午後、仙台市内で公開練習イベント「SharePractice(練習共有)」を実施する。マネジメント事務所が8日に発表した。

内容は「練習公開、囲み取材対応」として計5時間を予定している。

新型コロナウイルス感染拡大後は見送ってきた練習公開。18年まで拠点のカナダ・トロントで行ってきたが、心機一転の今夏に故郷で再開する。練習「公開」ではなく、練習「共有」としたところに、羽生さんのこだわりが込められていそうだ。

この模様を、前日7日に開設した公式YouTubeチャンネル「HANYU YUZURU」でライブ配信することも合わせて発表。コメントも寄せた。

「この度開設した公式YouTubeチャンネル『HANYU YUZURU』の最初の試みとして、8月10日(水)に実施する公開練習イベント「SharePractice」をLIVE配信する予定です。時間はお昼12時頃を予定しています。是非楽しみにしていてください」(原文まま)

自身初の直接発信ツールとなる公式YouTubeチャンネルは、7日午後6時25分の開設発表から24時間が経過。この日午後8時現在で登録者数は34万人に達し、初投稿動画の再生回数は140万回を超えた。

1並びの「1分11秒」の動画では「これからはこちらでも自分のスケートを、そして演技を見ていただきたいなというふうに思い、チャンネルを開設させていただきました」「これからも一生懸命スケートを頑張っていきます。そして見ていただいた意味を何かしら感じていただけるように頑張っていきます」などと報告していた。

羽生さんは先月19日に都内で記者会見し「取るべきものは取った」とアマチュア競技会から退き、プロに転向することを表明した。夢のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)挑戦を続けることも明言している。