フィギュアスケート男子の14年ソチ、18年平昌オリンピック(五輪)2連覇王者で、先月プロ転向を表明した羽生結弦さん(27)が10日午前、仙台市内で公開練習イベント「SharePractice(練習共有)」を実施し、公式YouTubeチャンネル「HANYU YUZURU」でライブ配信した。

10万人以上が視聴。氷上練習の最後には、本人がチャットを確認しながら「やってほしいものあったら言ってください」と、リクエスト時間をつくる場面があった。

7日午後6時25分に開設発表した公式チャンネルは今日までに約46万が登録をしている。ファンとの交流を楽しみにしていたが、さっそくの試みとなった。

練習の残り時間の関係と、チャット機能のタイムラグからリクエストを受け付けることができず、会場に聞く形に。「ホワイトレジェンド」と声が上がると、「著作権の問題上、曲が使えないのでこのままやりますけど、頭の中に流して下さい!」と、ステップ、スピンなどを演じきった。

最後は再び、ファンに語りかけた。

「たくさんチャットもいただいてありがとうございました。本当はコミュニケーション取らせていただきたかったですけど、チャットが思ったよりもいっぱいいっぱいだったのとディレイがあって。著作権とかの問題でなかなか曲かけたりできなかったけど、その中でも自分の練習風景とか、一生懸命やっているところとか。あとは『SEIMEI』はオリンピックの構成でやったんですけど、それでもノーミスでできるんだというところを見せたかったので、ノーミスでできてよかったです。これからまた、こういう形で、半年に一遍くらいしかできないと思うけど、それでもまた楽しみにしていただけたらうれしいです。これからもよろしくお願いします」。