B1新潟アルビレックスBBは今季初の対外試合を新潟経営大と行った。10分×2を2本の変則マッチで、1本目が48-36、2本目が58-37だった。2年目のSG遠藤善(23)が1本目17得点、2本目4得点の計21得点。チームのエンジン役が順調な仕上がりをみせた。

積極的な攻撃は健在だ。1本目の立ち上がり、遠藤はいきなり3点シュートを決めた。その後もドライブからのレイアップで得点を重ねる。この日は練習公開日。100人を超える観客が集まった。「チームみんなが体が重そうだったけど、勢いをつけるのが自分の役目なので」。練習中の5対5も9日に初めて行ったばかりで、まだ試合感覚は鈍い。それでも観客に持ち味の一端を披露した。

平岡富士貴監督(48)は「崩し方が良くなってきた」と評価。新人だった昨季はトップスピードのドライブ一辺倒だったが、今季は左右の動きやフェイクをまじえた仕かけを練習してきた。加えて昨季成功率44・2%のフリースローも4本すべて成功。「ためをつくらず、一連の動作をスムーズにし打ち込んだ」と10月の開幕に向けて手応えをつかんだ。