名門の同志社大が開幕戦で4年ぶりに黒星を喫した。15-19で立命館大に敗戦。後半25分にモールを約10メートル押し込まれて逆転を許した。互角の展開も勝負どころでミスが続いた。

全国大学選手権の関西枠は昨季から1つ減り「3校」。京産大と天理大が優勝争いの軸で、厳しいシーズンの幕開けとなった。2季ぶりの大学日本一を目指す天理大は63-10で関大に圧勝した。

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同大は、苦難の船出になった。昨年4位に沈んだことでこの日の開幕は第2グラウンド。立ち見も含め、ぐるりと観衆が取り囲んだ。前半6分に先制を許す。2度勝ち越すも、後半25分に逆転された。終盤の連続攻撃はミスで途切れる。今季から指揮を執るOBの宮本監督は「最後はミスで終わった。伸ばしていかないといけないところが、勝敗に結びついた」と指摘。ロック梁本主将は「ふわふわした雰囲気があった」。開幕黒星は18年に26-28で京産大に敗れて以来。3枠の大学選手権出場へ、同監督は「あと全部、勝つしかない」と言葉を絞り出した。