女子15人制日本代表「サクラフィフティーン」(世界ランク13位)が、初対戦のニュージーランド(NZ)代表「ブラックファーンズ」(同2位)の壁に屈した。

男子のNZ-オーストラリア前に行われた一戦。多くのファンが見守る前で日本女子ラグビー界の歴史的な一戦に臨み、プロップの南早紀主将(26=横河武蔵野アルテミ・スターズ)は「相手が自分たちより強いと分かっていても、試合で修正して、相手がどうであれ、自分たちのラグビーをしないといけないと学べた」と振り返った。

日本は前半5分に先制点を献上すると、7人制と15人制の両方で世界年間最優秀選手に輝いた実績を誇るWTBウッドマンに1人で7トライを許した。日本もフランカー斉藤聖奈(三重パールズ)、途中出場したプロップ左高裕佳(弘前サクラオーバルズ)のトライで意地を見せたが、15トライを挙げたラグビー王国に圧倒される結果となった。

日本は10月8日に開幕するW杯NZ大会で初の8強入りを目指す。1次リーグ初戦は10月9日、世界ランク3位カナダと対戦する。