フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。

土曜日はフリー走行セッション開始前の夕方に強い雨が降り、予選も路面がぬれたコンディションの下で始まった。各車ともインターミディエイト(浅溝)タイヤで走行を開始したが、予選最後のQ3を迎える頃には各車がドライタイヤに履き替えてアタック。

まだコースの一部にはぬれた箇所が残る難しいコンディションの中、コースインの直前にドライタイヤ選択を決めたルクレールが好アタックを決めてトップタイムを記録した。

「今日はものすごくトリッキーな予選だったよ。Q3ではどうして良いのか分からなかったし、ソフトタイヤを選んだのもギリギリだった。最後のアタックラップではミスをしてしまったからポールポジションがとれるとは思っていなかったけど、(その前のタイムで)十分だったね。金曜がトラブルだらけで走り込めなかったことを考えれば、そこからうまく挽回できたと思う。データは十分にあるとは言えないけど、でも明日は勝てると思う」2番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手にはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が入った。今週タイトル獲得の可能性があるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は最後のアタックの途中で燃料が足りなくなりアタックを断念せざるを得なくなり8位に終わった。

アルファタウリ勢はインターミディエイトタイヤで好走を見せ、2台そろってQ3に進出。角田裕毅はQ3の前半をインターミディエイトで走ったためソフトタイヤに熱を入れきれず10位に終わったが、僚友ピエール・ガスリーは7位に入った。(米家峰起通信員)