バレーボールの女子世界選手権で、日本(世界ランク7位)は7日、2次リーグの第3戦をプエルトリコ(同17位)と対戦する。

5日のイタリア(同2位)戦では世界トップレベルのアタッカー・エゴヌ(23)を中心とした高さのある攻撃に1-3(25-20、20-25、14-25、15-25)で屈した。

その中でも石川真佑(22=東レ)のスパイクなどで、第1セットは日本が先取。石川は14得点で劣勢のチームをけん引した。

4日のベルギー(11位)戦でも林琴奈(22=JT)とならび16得点。攻守ともにチームに貢献している。

真鍋政義監督(59)の「髪形を変えてみろ」というアドバイスから三つ編みのポニーテール姿でプレーする。9月28日の中国(同5位)戦で右足首を捻挫したエース古賀紗理那(26=NEC)が、まだスタメン出場できていない中、存在感を発揮している。

石川はイタリア戦後、「今日の負けは自分たちでしっかり反省して、7日の試合(プエルトリコ戦)で、また出だしから良い準備をしたい。チーム全員で勝ちにいきたいと思います」と切り替えてこの試合に臨む。

現在日本は成績を持ち越す1次リーグから通算5勝2敗。決勝トーナメント進出へ、残り2戦は負けられない試合が続く。

【日本の2次リーグ日程】

☆9日オランダ戦(10位)

※( )内は7日現在の世界ランク

◆女子世界選手権・日本代表メンバー(背番号、選手名、年齢)

2 内瀬戸真実(30=埼玉上尾)

3 古賀紗理那(26=NEC)

4 石川真佑(22=東レ)

5 島村春世(30=NEC)

10 井上愛里沙(27=久光)

12 籾井あき(22=JT)

15 林琴奈(22=JT)

19 山田二千華(22=NEC)

22 福留慧美(24=デンソー)

23 横田真未(24=デンソー)

26 宮部藍梨(24=姫路)

30 関菜々巳(23=東レ)

37 宮部愛芽世(20=東海大3年)

38 佐藤淑乃(20=筑波大3年)

◆女子世界選手権 オランダとポーランドの共催で24カ国が参加。1次ラウンド(R)は6カ国ずつ4組に分かれて総当たりで戦い、各組上位4カ国の計16カ国が突破。2次Rは8カ国ずつ2組に分かれ、1次Rで対戦していない4カ国とのみ対戦し、各組上位4カ国が8強へ。3次Rからトーナメント制となり、2次Rで同組の1位と4位、2位と3位が準々決勝を戦い、勝者が準決勝へ。テクニカルタイムアウトなし、リクエストできるタイムアウトは1セット2回まで。

決勝は10月15日、オランダ・アペルドールン。