スピードスケート女子の高木美帆(28=日体大職)が24日、インスタグラムに「偉大な先輩」への感謝をつづった。

22日に行われた全日本距離別選手権の女子500メートルを最後に第一線から退いた小平奈緒(36=相沢病院)へ、思いを投稿した。

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あの日から約12年。

長かったような、あっという間だったような。

特別深く語り合うことはなかったけれど

常に緊張感を持って挑める相手がいたこと。

彼女たちは私にとって最大の起爆剤でした。

そんな選手がいっきにいなくなることは悲しくもあるけれど

同時に下から盛り上がってくる選手も必ずいるわけで。

やっぱり最後に思うのは、

速く滑り続けたい

という気持ちです。

心からの敬意と感謝の気持ちを

この拍手に込めて。

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続けて「偉大な先輩」「偉大なライバル」「ラストレースお疲れ様でした」とハッシュタグを付け、ツーショットの写真を添えた。

2月の北京オリンピック(五輪)で1000メートルの金メダルと銀メダル3個を獲得した高木から、18年平昌五輪の500メートルで金、1000メートルで銀に輝いた小平への惜別メッセージ。この投稿に対し、小平は「おおきくなったね」と返信した。2日前も、日本を代表する2人は表彰式の後にハグをして、たたえ合っていた。