日本(世界ランク10位)がニュージーランド(NZ)「オールブラックス」(同4位)と4年ぶりに対戦したビッグマッチで、会場となった国立競技場の改築後の最多観衆を更新した。

後半途中に観衆6万5188人と発表され、7月に行われたサッカー「川崎F-パリ・サンジェルマン」の6万4922人を上回った。

これまで国内で行われた日本代表戦の最多観衆(実数発表を始めた04年以降)は、19年W杯日本大会を除いて5万7011人(22年7月9日フランス戦、国立競技場)。W杯は1次リーグ最終戦スコットランド戦(日産スタジアム)で6万7666人を集めていた。

日本はNZに過去6戦全敗。W杯最多タイ3度の優勝を誇るNZとの大一番は、試合前時点でチケット6万5000枚以上が完売していた。フランカーのリーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)は前日28日の練習後に「ワクワクしています。それだけです。1週間前からずっとワクワクする気持ちがあって寝るのが大変。明日はビッグマッチ。楽しんでやっていきたい」と待ちわびていた。【松本航】