2月の北京オリンピック(五輪)に出場した河辺愛菜(18=愛知・中京大中京高)が参加した。

今季GPシリーズ初戦に向けて、まずは状態を確認されると「今日、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)が跳べなくなっちゃって…」。一方で「それ以外のジャンプは、前の大会よりも調子も上がってきたと思うので、落ちついていけば大丈夫なのかなと思います」と語った。

続けて、北京切符をつかんだ武器のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を今大会は封印する考えを明言。練習では披露せず、ショートプログラム(SP)もフリーも「全部、ダブルアクセルでやっています」とし、理由については「シンプルに入れられる状況ではないので。3A(3回転半)自体の調子があまり良くなくて、試合に挑めるような状態ではないので、ダブルアクセルで自分のできることを出したいなと思います」と説明した。

目標は「ショート、フリーともにノーミス」を掲げ「ノーミスを絶対1日に1回やるっていうのを目標にして、その前のブロックからずっとやってきて。最近はフリーもすごくまとめられるようにはなってきて、ノーミスもたまにできるようになっているので。やってきたことを全部出す、ことが目標で。シーズンベストをここで出せるように頑張りたいです」と意気込んだ。

まずは9月のUSインターナショナルクラシック(米レークプラシッド)でマークしたSP62・68点、フリー117・43点、合計180・11点の更新を狙う。

女子SPは日本時間の4日午後9時から行われる。(アンジェ=松本愛香通信員)