ショートプログラム(SP)6位の本田真凜(21=JAL)が、8大会連続の全日本選手権(12月21~25日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)出場権を得た。フリー7位の96・63点を記録し、合計148・97点。総合6位で予選会通過の上位7人入りを果たした。

演技後の主な一問一答は以下の通り。

-全日本選手権進出が決まった

「やっぱり長い間スケートをやっていても、こういった予選というのはすごく緊張するなというのを、あらためて今年も感じました。ホッとしています」

-冒頭の3回転ループが2回転になった

「1本目のジャンプで乗っていけるか、焦ってしまうかが決まる。今日は最初を失敗してしまった。直前の練習では良かったので『どうしよう』と思ったけれど、今までの経験を生かして『ここからもう1回スタートだ』と切り替えられたのが良かったです」

-ループの失敗の原因は

「緊張です。靴を履いている時から、足が震えているのを感じていました。予選は毎回そう。『落ち着いて』っていうのを、言い聞かせてやっていました」

-東日本選手権に向けて、家族とのやりとりは

「ないです(笑い)。みんな各自、仕事だったり、学業だったり、いろいろなことに忙しくしていて、もうちょっと日がたってから『東日本っていうのがあって、全日本にいけたよ』って言いたいです(笑い)。お兄ちゃん(太一さん)は引退してからもショート(SP)の構成、フリーの構成を決めてくれる。私はできたことがあるジャンプを全部入れたい。でも『東日本は予選だから戦略的にいかないといけないよ』っていう部分です。ショートのスピン(のレベル)を落としたのは結構、怒られました。『ジャンプはしょうがないけれど、他のスピン、ステップはやってきたでしょう?』って。次は全部、レベル4でそろえられるようにしたいです」

-全日本選手権では

「お客さんがいらっしゃるところで、いい演技がしたい。ここ数年『やった~!』っていう演技が、なかなかできていない。『そろそろいい演技がしたいな』って、自分が一番思っていますし、応援してくださっている方もそう思っていると思う。精いっぱい、自分ができることを出し切れるように、メンタル面も、それ以外も強くなりたいです」

-地元関西の大阪開催

「2回目の全日本(16年=4位)で、いいイメージもある。自宅から試合に行った思い出があります。すごく楽しみです。今回の試合は通過することを一番の目標にしていた。あとは楽しみながら、一生懸命練習をして、試合にもっていくことが重要だと思います」