第3戦フランス杯6位の河辺愛菜(18=愛知・中京大中京高)が今季初の表彰台に立った。

3位だったSP67・08点にフリー130・38点を加えて合計197・41点とした。

冒頭のダブルアクセル(2回転半)や3回転ルッツからの3連続などジャンプを成功させていき、演技が終わると両手でガッツポーズ。笑みがこぼれ、リンクサイドの樋口美穂子コーチも笑顔で拍手した。

昨季のNHK杯2位に続く表彰台。メダリスト会見では「すごい緊張したんですけど、その中でも自分の演技を落ち着いてやることができたので、結果につながって、すごくうれしいです」と喜んだ。

フランス杯の後は、このフリーに重点を置いて練習を積んできた。その成果を最終戦で体現したが「回転不足だとか小さなミスがあったので、練習をしっかりしていきたい」と満足しなかったところも、成長を実感したところだった。

今後は、年末の全日本選手権(12月21~25日、大阪・東和薬品RACTABドーム)へ向かう。「やっぱりトリプルアクセル(3回転半)を入れてノーミスというのが、一番の目標なので。アクセルの練習もたくさんしていきたい」。銅メダルの自信と課題を胸に、目指す場所を再確認してGP最終戦を締めくくった。(エスポー=松本航)

【ライブ詳細】三原舞依2連勝、河辺愛菜3位、紀平梨花4位/第6戦女子フリー