世界女王の坂本花織(22=シスメックス)が首位に立ち、4大陸選手権優勝の三原舞依(23=シスメックス)が2位で出た。日本勢の同門がワンツー発進を決めた。

スケートカナダ初出場Vなどでファイナル初進出の渡辺倫果(20=法政大)もトリプルアクセル(3回転半)に挑んで自己ベストを更新し、4位でフリーへ向かう。

<1位>75・86点 坂本花織

<2位>74・58点 三原舞依

<3位>74・24点 ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)

<4位>72・58点 渡辺倫果

<5位>69・26点 イザボー・レビト(米国)

<6位>61・55点 キム・イェリム(韓国)

国際オンライン取材の主なコメントは次の通り。

【坂本】

-感想を

今日は3-3が、とにかく決まって良かったなと思います。久々にSPノーミスで良かった。ホッとしています。

-今季ベスト。NHK杯の後に「エンジンかかりそう」と話していた

トレーニングの量を増やしたり、どうしても車移動が多くなるところを、歩いたり、電車に乗ったり、意識的に動くように。普段の生活から体の動きを意識するようにしてきました。

-フリーへ

久しぶりに完璧なSPでホッとしています。でもすぐに明日が来るので、切り替えて頑張っていきたいと思います。

【三原】

-振り返って

今日の演技は、最終滑走ということもあって緊張していたんですけど、頭の中では1つ1つ丁寧に。たくさんのお客さまが見てくれているなと感じながら滑ることができました。ジャンプは少し危ないところがあったんですけど、1つ1つ大切に滑れました。ただ、今日は今日で切り替えて明日また頑張りたい。

-さまざまなことがあってファイナルの舞台へ

たくさん応援してくださる方が見に来てくださっていて、バナーだったり、頑張れの声だったり、1つ1つがうれしくて。かおちゃん、中野先生、グレアム先生とトリノの舞台に立つことができたのも幸せ。23年間、生きてきた中でもたくさんのことあったなと思いながら、感謝しながら滑っていって。もうフリー滑ったら終わっちゃうんだな、という気持ちです。

-坂本選手とワンツー発進。表彰台のチャンス

やっぱり乗りたい思いはすごく強くって。かおちゃんが頑張ってくれていて、私も頑張りたいなと思っていたので、今回の舞台で滑れることを幸せに、明日は全てを出し切れればいいなと思っています。

【渡辺】

-今日の演技は

(流ちょうな英語で)今季初めてショートでアクセルが決まりました。とてもうれしいです。初めてのGPファイナルで自己ベストを出せて良かったですし、今後の自信につながると思います。