12月上旬のグランプリ(GP)ファイナルを制した三原舞依(23=シスメックス)が74・70点を記録し、2位発進した。

映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲に乗り、しっとり、力強く舞った。冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、3回転フリップ、ルッツからトーループの連続3回転はきっちり。スピンやつなぎのしぐさ1つでも、指先まで神経の行き届くような動きで、観客を魅了した。ファイナルを戦ったイタリアから帰国後1週間で疲れも残るが、しっかり結果を残した。

昨季は悔しい4位だった全日本の舞台。「今年も立てることが一番。大阪での全日本なので、お知り合いとかたくさん来てくださる予定。皆さんの前で全てのことを出し切れたらいいなと思います」と語っていた。