バスケットボールB1リーグ・三遠ネオフェニックスの関係者がこのほど、浜松市役所で鈴木康友市長(65)を表敬訪問し、来月28、29日に浜松アリーナで行われるホーム島根スサノオマジック戦をアピールした。2日目は「浜松市デー」として開催。市のPRブースなどを設置する他、500人の市民を無料招待(先着順、事前申し込み)する。牛尾信介社長(40)は「会場を4500人の観客で満員にし、市を盛り上げたい」と力を込めた。

チームは現在、10勝11敗で中地区5位。先月26日のFE名古屋戦以降、黒星が続いていたが、先週17日からの京都戦を2連勝。連敗を「8」で止めた。牛尾氏は、同席したSGサーディ・ラベナ(26=フィリピン)と特別指定選手の中京大PG高橋快成(かいせい、1年)が「(京都戦で)個の力を発揮して流れを引き寄せてくれた」と説明。鈴木氏から「常勝フェニックスとしてよみがえって」と、浜松市デーでの必勝も期待された。

休日の息抜きで同市内へ足を運ぶこともあるラベナは、島根戦で観客に「戦う姿勢を見てほしい」と訴えた。複数のけが人が出ている中、「こういう時こそチャンス」と話し、チームのステップアップを望んだ。大野篤史監督(45)の戦術になじんできたという高橋は「監督のバスケを信じて連勝を伸ばしたい」と貢献を誓った。【倉橋徹也】