Bシードの東海大相模(神奈川)が、加治木工(鹿児島)を圧倒して2回戦を突破した。

東海大相模は平均体重で約6キロ上回るFW陣が圧力をかけて、BK陣が展開力を見せつけた。前半3分に左展開からWTB石山航大(3年)が先制トライ。石山は7分にも、CTB野口涼(3年)のキックパスから連続トライを決めた。

勢いは止まらずFW陣もフランカー金井悠隼(3年)が密集を縦突破でトライ。さらにロック上村太陽(3年)のオフロードパスからフランカー高橋尚大(3年)が、前半ロスタイムもプロップ古谷開(3年)から密集からねじ込み5トライ、31-0で折り返した。

44大会ぶりの出場で1回戦を突破した愛称「レッド・スパイダーズ」の加治木工だが、東海大相模の強烈な圧力に防戦一方となった。後半ロスタイムにプロップ万福優心(3年)が意地のトライ。しかし、後半も4トライを追加した東海大相模が55-7と大勝した。

3大会ぶり10度目出場の東海大相模は、激戦の神奈川を勝ち上がってきた。過去最高は75年度大会のベスト8。その壁を乗り越える目標へ力強く前進した。

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