第102回全国高校ラグビーの決勝戦(7日)を前に、史上4校目の高校3冠を目指す報徳学園(兵庫)が6日、オンライン取材に応じた。

フランカー植浦慎仁主将(3年)は、対戦する東福岡を「フィジカルもスピードもあって、強いランナーがたくさんいるチーム」と警戒する。

東福岡は過去6回、冬の花園で頂点に立っており、今の高校ラグビー界をけん引する強豪校。「低いタックルと低いブレークダウンで勝負したい」と話した。

東福岡は本来、春の選抜大会決勝で戦うはずだった相手。対戦チームから新型コロナウイルス感染者が出て、試合が中止になり、報徳学園の不戦勝での優勝が決まった。

ただし、直後に行った東福岡との練習試合では10-37で敗戦。主将は「そこの悔しさで1年間やってきている。この最高の舞台で(対戦が実現)できてうれしいです」と“再戦”を喜んだ。

同校初の優勝に王手をかけた。西條裕朗監督(59)は「(東福岡と)やっと初めて花園で、しかも決勝で対戦できることを楽しみにしている。どちらも動くラグビーをすると思う。どちらが展開を持って行けるかが大きな勝負どころ」と見解を示した。

決勝はあす7日、午後2時5分開始の予定。