オムロン(本社・京都市下京区)と日本ハンドボールリーグ(JHL)は12日、ハンドボール界初のメタバース中継を女子のオムロン-北国銀行(22日午後2時スローオフ)で行うと発表した。

参加方法は「体験せよ! 次世代のスポーツ観戦! メタバースで試合観戦!」の特設サイトから専用アプリをダウンロード。参加費は無料となっており、熊本・山鹿市総合体育館で行われる一戦をメタバースで観戦することができる。参加者にはイベントで使える日本代表ユニホーム(アバター)が贈られ、抽選でペア1000組2000人にプレーオフ(3月17、19、21日)会場での観戦チケットがプレゼントされるなど、特典が用意されている。

女子でオムロンは暫定2位、北国銀行は同首位。注目の一戦を前に、同社は「女子ハンドボール界で最も歴史があるチームを持つ企業として、多くのファン獲得を目指し、ハンドボール界全体を盛り上げるために、メタバース空間での観戦の場を提供します。新しいプラットフォームでは、いつどこにいても誰とでも“つながる”ことができ、リアルタイムのコメントや、おそろいのユニホームを着せ応援するなど“一体感”を醸成することのできる新しい観戦スタイルとなります」とコメントした。

メタバース中継は3月19日のプレーオフ・セカンドステージ男女、同21日のプレーオフ・ファイナル男女全4試合でも予定されている。

◆JHL 葦原一正代表理事

「日本ハンドボールリーグでは2024年9月の新リーグ開幕に向け、新たなハンドボール観戦体験の提案を通じ、新たなファン獲得を考えており、その1つとしてメタバース空間でのファンフェスティバルを開催することに挑戦することとなりました。ぜひ1人でも多くの方にご参加いただき、新たなスポーツ観戦の楽しみ方を体感してもらえればうれしいです」

◆オムロン・ピンディーズ 勝田祥子GM

「オムロン・ピンディーズはこれからもさまざまなステークホルダーの皆さまと連携し、新リーグが皆さんの憩いの場所になるように、また子どもたちの憧れの場所になるように、ハンドボール界の盛り上げに寄与したいと思います」