今年の干支(えと)、ウサギのように飛躍が期待される道内出身者にスポットを当てる企画「翔る! 年男年女」。第2回はノルディックスキー・ジャンプ男子の岩佐勇研(23=東京美装)。

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24歳を迎える今年、結果への強い思いがある。「年齢的にも今まで若手だったのが、そろそろしっかり世界で成績を出し、しっかり戦えるレベルじゃないと」と自らにプレッシャーをかける。26年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック(五輪)まで3年あるが、五輪代表争いはすでに始まっている。

シーズン前は夏仕様の助走路の滑りにくさによって、助走で前掛かりになる傾向にあった。体幹強化で姿勢を改善し「正しい姿勢を意識できるようになった」と変化を感じている。今季は海外での大会からスタート。12月にワールドカップ(W杯)の下部大会、コンチネンタル杯(C杯)に参戦。4戦に出場し、同17日のルカ大会で25位に入りポイントを獲得した。

18年平昌五輪ではテストジャンパーを務め、22年北京五輪では初代表を狙ったが、届かなかった。だから3年後に向けて「全然時間が足りない」とわかっている。

夢の五輪に向けても、まずは3季ぶりに開催されるW杯札幌大会(20日開幕)出場を狙う。コンチネンタル杯を兼ねたHTB杯(14日)STV杯(15日、ともに札幌市大倉山ジャンプ競技場)での上位進出が条件。W杯で好成績を出し、海外遠征メンバー入りを果たせば、世界選手権(2月開幕、カナダ)も見えてくる。「努力していけば、行けると思うので、チャンスしっかりつかめる準備をしていく」。うさぎのごとく世界舞台へ飛び跳ねる。【保坂果那】

◆岩佐勇研(いわさ・ゆうけん)1999年(平11)7月2日、札幌市生まれ。5歳から3歳上の姉明香とともに札幌ジャンプ少年団で競技を始める。札幌藤野中2、3年時に全国中学連覇。札幌日大高2年時の17年に札幌大会でW杯デビュー。通算11戦出場、最高は19年エンゲルベルク大会の23位。18年東京美装入り。家族は両親と姉。父諭志さんは元複合、母秀実さんは元アルペン選手。178センチ、62キロ。