男子シングルスと男子ダブルスの2種目で連覇を狙う戸上隼輔(21=明治大)が、両種目ともストレートで初戦を突破した。

午前中に宇田幸矢(21=明治大)とともに男子ダブルスに出場。相手の田中佑汰(22)篠塚大登(19=愛知工業大)組とは過去3度対戦経験があり、2勝1敗だった。「最近は海外で勝っていて、勢いのある選手なので、僕としては負けられない一戦として戦いました」。エンジン全開で臨み、3-0で勝利を収めた。

午後は男子シングルスに出場。こちらも1ゲームも落とすことなく、4-0で快勝した。2試合を終え「追われる身ではありますが、向かっていくチャレンジャー精神で戦いました」とうなずいた。

男子シングルスと男子ダブルスの両種目で連覇を達成すれば、07年から4連覇した水谷隼(33)以来となる。「2冠で2連覇するのが偉業だと思っていて、そのチャンスがあるのは僕だけ。パリ五輪も近づいているので、必ず優勝して、2024年のパリ五輪に出場したいと思っています」と、クールな表情で、力強く誓いを立てた。