卓球Tリーグ男子に来季から参戦する静岡オクシズUU(運営会社)のチーム名が「静岡ジェード」に決まった。同社の河村水稀(みずき)代表が1日、県庁で会見し、発表した。チーム名公募に寄せられた約500案の中から5案に絞られ、先月31日まで実施したウェブ投票で決定。河村氏は「2位以下は横並びだった」と話し、どの案も人気があったと振り返った。

静岡市の鳥に指定されているカワセミがモチーフとなった。その色合いから、漢字では翡翠(ひすい)の字が当てられる鳥。「宝石の翡翠の石言葉には、繁栄や長寿、幸福、安定と言った意味がある」と続け、カワセミの英語表記「Jade(ジェイド)を音引き読みにしてジェードとなった」と説明。静岡市の中山間地「奥静岡エリア」を本拠地とし、地元密着の活動を展開するのにふさわしいチーム名とした。「カワセミのように、チームが鋭く羽ばたいてくれたら」と願い、県を代表するチームとしてその名に恥じない運営をしていくと決意表明した。

チーム体制や所属選手の発表は4月以降になる見通し。イベントとしては地元を盛り上げていくため、今月26日に藁科中で「静岡オクシズ卓球フェスin藁科」を開催する。講習会と体験会(各有料、事前申し込み)を行い、特別講師に先月の全日本選手権男子ダブルスで張本智和(IMG)とペア初優勝に輝いた森薗政崇(BOBSON、岡山リベッツ)、実業団の船本将志(日野キングフィッシャーズ=日本リーグ1部)の2選手が来場することを発表した。【倉橋徹也】