「てっちなペア」こと吉田知那美(31=ロコ・ソラーレ)清水徹郎(35=コンサドーレ)組が予選リーグ5戦目を11-1で完勝し、準々決勝進出を決めた。しかし、試合後に清水は「ちょっと恥ずかしくて、あんまりしゃべりたくないんですけど…」と顔を赤くし、“あるプレー”を猛省した。

それは3-1で迎えた第4エンド(E)の5投目。ドローショットが決まれば、一気に6得点を奪うことができる場面だった。清水は勢いよくハックを蹴ったが、投じたストーンは減速することなくハウスを通過。まさかのスルーとなった。

苦笑いの清水は「ああいうところを決めていかないと強くなれないですし、あの1点で勝敗が決まることもあるので、この先の教訓として持ち帰りたい」と反省の言葉を並べた。

横で笑っていた吉田知はしばらくした後、清水が所属するコンサドーレのファンから、自身のSNS宛に「清水選手に日本代表のユニホームを着てほしい!」とメッセージを送られたことを明かした。次戦以降を見据えながら「清水選手には日本代表を背負っても恥ずかしくない、いいプレーヤーなんだという自信を出してプレーしてくれたら、私も楽しいです」とにこやかにエールを送っていた。

“てっちなペア”は25日にオリオン機械との予選リーグ最終戦を控えるが、その勝敗にかかわらず、同日午後6時30分からの準々決勝へ進む。優勝チームは4月下旬の世界選手権(韓国)の出場権を手にする。