<バスケットボール男子天皇杯全日本選手権:琉球76-87千葉J>◇12日◇東京・有明コロシアム

B1西地区2位の琉球ゴールデンキングスが同東地区首位の千葉ジェッツに76-87で敗れ、天皇杯初優勝を逃した。レギュラーシーズン新記録を更新する21連勝中の強敵を相手に粘り強く戦ったが、終始リードを許し、昨年の天皇杯セミファイナルで敗れた雪辱を果たせなかった。

bjリーグ時代に4度の優勝を勝ち取った得意の有明コロシアムだったが、あと1歩が及ばなかった。序盤から3点シュート(P)を主体に加点する相手に対し、高さを生かしたインサイドワークで反撃。追いかける展開が続いたが、司令塔の岸本隆一を起点に粘り強い攻防を続けた。

第4クオーター(Q)にはダンカン、岸本らの3P3連発で72-76の4点差まで詰め寄ったが、反撃はそこまで。悲願の天皇杯賜杯はお預けとなった。桶谷大監督は「日本一になれる力がなかった。ここというところで守る力が」と分析した。

Bリーグで17-18シーズンから5季連続で地区優勝中の名門。現在は30勝9敗で西地区2位。こちらも、まだ果たしていないリーグ制覇へ、気持ちを切り替えていく。