21年東京五輪(オリンピック)銀、22年世界選手権銅メダルの本多灯(21=イトマン東京)が1分53秒34で4連覇達成した。400メートル個人メドレーに続いて代表切符を手にしたが、後半の失速もあり「悔しい部分とうれしい部分をかみしめたい」と複雑な表情だった。
本気で日本記録を目指していた。前半100メートルは2度目という53秒台(53秒76)で「100点の泳ぎ」だったが、中盤から力みが出た。最後の50メートルはストローク数も増えた。瀬戸大也の記録1分52秒53には届かず「日本記録もまだ樹立できていない。常に僕は挑戦者。今後も挑戦し続けたい」と前を向いて言い切った。
こだわるのは50メートルから150メートルまでの100メートル。そこを好タイムで乗り切り、残り50メートルで出し尽くすことがタイム向上の鍵とみる。「後半部分が甘い。『後半が得意』って、ずっと言ってきた。自分の強いと思ってきたところを伸ばしたい」。昨年世界選手権は3位で、優勝した世界記録保持者ミラーク(ハンガリー)と3秒以上の差があった。
「ミラーク選手に(昨年銀メダルの)マルシャン選手もいる。そこに対して、貪欲に立ち向かうだけ。まだまだ本当に差は大きい」
世界での勝負を見据え、日本一で満足はできない。


